ミュージシャン、俳優、そして文筆家としても大活躍中の星野源(ほしのげん)さん。
ごく最近では『うちで踊ろう』のムービーが話題となっています。
そんな星野さん、複数の病気に苦しんだ時期があったそうです。
優しい雰囲気を持ちながら、ハキハキした感じの星野さんからは想像できませんよね。
いったい星野さんはどんな病気にかかっていたのでしょうか?
星野源がかかった病気とは?
星野さんがこれまでにかかった大きな病気は2つあります。
・パニック障害と不安神経症
・くも膜下出血
・モニカ病
「パニック障害」や「不安神経症」、そして「くも膜下出血」、いずれも大変な病気です
しかし結論から言うと、星野さんはこの2つをどちらも克服しています。
星野さんは、どうやって克服していったのでしょうか。
また、「モニカ病」って聞いたことがないのですが、どういった病気なのでしょうか?
星野源がかかった病気:パニック障害と不安神経症
星野源さんはデビュー前に「パニック障害」をわずらっていたことがあります。
穏やかな日常が一変したのは小学3年生の時。ふとしたことがきっかけでイジメに遭い、パニック障害に陥り安定剤などを飲んでいた経緯がある。
「情熱大陸」より:https://kakaku.com/tv/channel=6/programID=286/page=294/
2014年2月23日に出演した「情熱大陸」で、「パニック障害」のことについて、このように明かしました。
その後、高校生になると不安神経症になってしまい、家から出れないほどだったといいます。
パニック障害とは
思いがけないときに突然、動悸や息切れ、強い不安を伴うパニック発作が生じます。
そしてパニック発作が繰り返されるうちに、発作に襲われることに対する予期不安や発作が生じる状況に対する広場恐怖を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたすようになってしまいます。
治療が不十分で病気が進行してしまうと、うつ病やうつ状態になるおそれもあります。
パニック障害の原因はまだはっきりしたことがわからないようですが、
パニック障害は気持ちのもち方でなく、脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることがわかっています。
と、言われています。
星野さんの場合、小学校の頃から神経系の機能に問題があったということなのかもしれません。
星野さんがこの「不安神経症」を克服するきっかけとなったのが、
植木等さん率いるクレイジーキャッツの名曲「だまって俺についてこい」だったと言います。
星野さんが出演した『情熱大陸』で
クレイジーキャッツ“だまって俺についてこい”の歌詞「そのうちなんとかなるだろう」という歌詞に救われた思い出を話した
と語っています。
勿論、この歌詞だけではなく、星野さんの努力も大きかったのだと思います。
高校を卒業した星野さんは、松尾スズキの門を叩き、舞台「ニンゲン御破産」などに出演するようになります。
星野源がかかった病気:くも膜下出血
2012年12月、楽曲制作とレコーディング終わった星野さんはその直後、急に倒れてしまいます。
救急搬送され、運ばれた病院先でくだされた病気の名前は「くも膜下出血」。
搬送されすぐにその日の夜のうちに緊急手術が行われました。
後遺症の可能性を含め、全快という可能性は低いということを医師は本人以外に伝えていたのだそうです。
(くも膜下出血はは全快する可能性は30%と非常に低い確率の病気です。)
幸いなことに手術はなんとか成功し、翌2013年の2月に復帰を果たします。
ところがその4ヶ月後、定期検査で訪れた病院で「再発」が見つかってしまい、再び入院することになってしまいました。
どこの病院に入院したの?笑福亭鶴瓶の紹介?
星野さんが最初に緊急搬送され手術した病院はどこだったのでしょうか。
気になるところですが、医者、病院というのは守秘義務があるため、病院名は特定されていません。
ただし、クモ膜下出血で緊急手術ができるということは、設備が整った大きな病院で脳の専門医がいる必要があります。
このため、「東京大学病院脳神経外科」か「帝京大学医学部付属病院」あたりではないかと予想されます。
東京大学病院
帝京大学医学部付属病院
しかし、ある番組で星野源は「笑福亭鶴瓶さんに病院を紹介してもらった」と答えています。
笑福亭鶴瓶
とはいえ、一回目の緊急搬送の時には「紹介」などということは不可能でしょうから、これは再発した時の入院先の病院のことだと思われます。
これとは別に、星野源が入院して手術を受けたのは、北海道は札幌の「札幌禎心会病院」だったのではないか?という推測もあります。
札幌禎心会病院
この病院には上山先生という脳神経外科の権威の医師がおり、NHKのテレビ番組でも取り上げられたことがある有名な人です。執刀医としての回数も日本一と言われています。
しかし多忙を極めていると思われるこの医師の所に緊急搬送されることは考えにくく、また場所も東京から離れているので、最初の救急搬送先の病院とは言えないでしょう。
くも膜下出血の原因は?
「くも膜下出血」とは、脳動脈瘤と言われる血管のふくらみがある日突然破裂することによって起こる病気です。
原因については一般的に次のように言われています。
くも膜下出血の主な原因は、くも膜下に通る動脈が『脳動脈瘤*』を起し、何らかの圧力によって破裂して出血することがほとんどとされています。
脳動脈瘤は血管の分岐部の血管が弱い場所にできやすいとされています。
また、脳全体を覆う様に広がる動脈の始まり部分、脳底部が好発部位とも言われています。
他にも『脳動静脈奇形』『もやもや病』『頭部外傷』『脳腫瘍』『脳動脈解離』による出血などもあるとされています。
*脳動脈瘤
脳の動脈のある部分がコブ状に膨らんだ状態
クモ膜下出血の頭部CT
くも膜下出血は、高齢者の病気のように思われていますが、30-40代はもちろん若年層でも発症します。
少し前になりますが、歌手のKEIKOさんがこの病気で倒れました。
KEIKO
この病気になると、動くことも、飲食することもできず、眠ることさえままならくなってしまいます。そして病院内の機械音や他の患者さんの息づかいさえも気になってしまい、うつ病のような状態になっていくこともあります。
2014年に出版された星野さんの著書『蘇る変態』で、彼は死をも覚悟したすさまじい闘病生活について明らかにしています。
「スタッフ皆で拍手をしていると、急に目の前がぐにゃっと曲がった」「バットで頭を殴られたような痛みとともに、立っていられなくなり」、救急車で運ばれた」
緊急手術を受け後彼を襲ったのは「頭の痛み」。
「24時間、不眠不休で痛みと神経過敏に耐え続ける。それが三日間続いた」
「今すぐにでもベッドの頭上にある窓から飛び降りたい。早く死んでしまいたい。こんな拷問のような痛みはもうたくさんだ」
壮絶な闘病生活を送ったことが痛いほど分かります。
再発の可能性は?
くも膜下出血の手術も成功し、芸能界に復帰をした星野さん。
亡くなったり、半身不随になってしまう人も多い中、後遺症も全くないようです。
しかし、くも膜下出血の再発率は70%と言われていますので注意が必要です。
勿論、現在も手厚いケアをされていると思われるので、過度な心配は必要ないとは思いますが、ファンとしては気になるところでしょう。
星野源がかかった病気:モニカ病とは?
2012年の1月26日の「笑っていいとも」(フジテレビ)に出演した星野源さんは、「モニカ病」なる奇病になやまされていたと話しました。
星野さんによると、「モニカ病」は就寝の一番深い眠りのときに襲ってくるらしく、症状は肛門と男性器の間、いわゆる「アリの門渡(とわた)り」付近になんの前触れもなく突然、つったような激痛が走るのだという。
引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Shueishapn_20121219_16081/
物凄い痛みだったようで、その痛みに悶絶する姿が歌手の吉川晃司さんのデビュー曲である「モニカ」を歌っているときの動きに似ているので、星野さんがそのように命名したのだとか・・・笑
(0:55秒あたりからその動きが見られます・・笑)
苦しみに苦しんだ星野さんですが、外科や肛門科に何度診てもらっても、「異常なし」と診断されたといいます。
ちなみに、「特発性肛門痛」ではないかとネットで一時噂されたようです。
ただ、この後、星野さんからこの症状で悩んでいるという話は聞きませんね。
自然に治ったのでしょうか。(治っているといいですね)
まとめ
複数の病気にかかり苦しんできた星野源さん。
意外と知らなかった人も多いのではないでしょうか。
でも、そんなことを感じさせない星野さんの笑顔とさわやかさと歌に癒やされる人も、また多いでしょう。
苦しんできたからこそ他人にやさしくできたり、他人の気持ちが分かるもの。
星野さんの作品にはその優しさが随所に現れており、だからこそ多くの人から支持され、人気があるのではないでしょうか。
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