1970年に「頭脳警察」としてデビュー。リリースする作品が何度も発禁になるなど、世の中に物議をかもし、日本のロック界に大きな影響を与えてきたPANTA(パンタ)さん。
この記事では、そんなPANTA(パンタ)さんの若い頃と、「頭脳警察」のメンバーについて触れていきたいと思います。
PANTA(パンタ)の若い頃
頭脳警察のパンタとトシ。1972 10/9ヤングレディから。
トシのドラムのソフトケースに、パンタのツインリバーブと同じフォント、白マーカーで「頭脳警察」と書いてある。パンタ曰く、白のマーカーの出始めで、それで書いたと。ツインリバーブは未だに現役だが、このソフトケースはないだろうな。 pic.twitter.com/3sAsz5efZ1— 頭脳警察SS (@who_brainpolice) February 23, 2020
頭脳警察のデビュー・アルバムから発売中止
1969年に「頭脳警察(ずのうけいさつ)」を結成し、翌1970年にデビューしたPANTA(パンタ)さん。
最初のステージは青山のディスコ「キラージョーズ」(1969年12月)だったそうですよ。 (出典:ZAKZAKより)
そして、デビュー・アルバムはこれでしたね。
↓↓
うちの父が「おぉ頭脳警察か。レコードデビュー前にライブ観た」
とか言い出して困惑している。 pic.twitter.com/R9yZmXajvY— ✞たい(Z̈級映画休止中?)そん✞ (@nekonohige_666) July 18, 2018
「頭脳警察1」
しかしこのアルバムは内容が過激ということで「発売中止」となってしまいます。
2月5日「ROCK 今日は何の日?」1950年、日本では数少ない反体制のロック屋、頭脳警察のパンタ誕生。デビューアルバムがレコード会社の自主規制により発売中止となったりした60年代後半~70年代の勢いは薄れた感が否めないが、未だ衰えていないアグレッシヴな行動力には頭が下がる。 pic.twitter.com/8fPeM1Mx2W
— ROCK,MUSIC&BAR Freak (@ROCK_BAR_Freak) February 4, 2018
その後、このアルバムは5年後の1975年に通信販売という形でリリースされています。
1972年にデビュー・アルバムとなるはずだった頭脳警察のファースト
しかし、内容が過激であった為に発売中止に..
ところが1975年12月に彼等が解散を迎える時期に600枚限定で通信販売という形でリリースされた
その時のPANTAによるエピソードhttps://t.co/sxtLx4DN17 pic.twitter.com/wFD0nSPSl9
— ken (@ken29716939) May 4, 2021
ちなみに、1969年「頭脳警察」結成当時のメンバーは、
の4人でした。
パンタの若い頃はイケてるロッカー!
今では見た目がおじいちゃん(失礼)になってしまったPANTA(パンタ)さんですが、若い頃はラジカルな最先端にいるイケてるロッカーでした。
— PANTA歌詩 (@pantaxwords) November 26, 2022
しかし「頭脳警察」は1975年にいったん解散し、PANTA(パンタ)さんはソロ活動に転向します。
そして2年後の1977年に「PANTA&HAL」を結成します。
#NowPlaying♪PANTA&HAL(Album:マラッカ) pic.twitter.com/GgMy4wdma9
— なかぢ (@nkjmkzhr) February 3, 2023
「PANTA&HAL」は1991年に活動を停止。PANGA(パンタ)さんはソロ活動へ。
色々なアーティストをプロデュースし共演
ソロに活動中、PANTA(パンタ)さんは色々なミュージシャンに作品を提供したり、プロデュースをしています。
例えば、チェッカーズの「裏通りの天使たち」への歌詞提供や沢田研二さんの「月の刃」への歌詞提供。荻野目洋子さんのプロデュースなどなど…。
頭脳警察解散後、PANTA はソロ活動と並行して、石川セリ、岩崎良美、堀ちえみ、チェッカーズ、ビートたけしなど、ロックというジャンルに限らず様々なアーチストに楽曲を提供している。当然、そういう人たちに過激な曲を提供するわけもなく、それどころか女性目線の歌詞も多く、PANTA のオタクな一面を垣間見れて面白い。
話は前後しますが、PANTA(パンタ)さんは色々なミュージシャンとも共演してきました。
PANTA & 鮎川誠
1986.12.13
新宿LOFT pic.twitter.com/WMHY2qB1WM— PANTA歌詩 (@pantaxwords) January 28, 2023
↑
こちらは先日亡くなった鮎川誠さんとの「新宿LOFT」でのライブ。
2006年にはバンド「陽炎」を 、2007年にはアコースティックデュオ「響」 を結成し、更に翌年の2008年に「頭脳警察」を再開します。
PANTA(パンタ)さんはこれまでに「頭脳警察」を3回結成し、3回解散(活動停止?)してきました。(2008年に最々々々々結成をして、現在に至っているようです。)
頭脳警察
1990年 pic.twitter.com/EY9DG41GdS— PANTA歌詩 (@pantaxwords) February 2, 2023
俳優としても活躍するパンタ
ところで、PANTA(パンタ)さんは音楽だけではなく、俳優としても活躍しています。
俳優デビューは1989年、桑田佳祐さん監督の映画『稲村ジェーン』。
この時パンタさんは金目鯛船船長の役を演じています。
このほか、PANTA(パンタ)さんが出演した作品一覧です。
↓↓
PANTA(パンタ)のバンド「頭脳警察」のメンバー
2008年に4回目の「頭脳警察」の活動を再開。2019年に結成50年を迎えました。(今年で53年目になりますね)
今夜は頭脳警察の結成50周年記念イベントに行ってきます。私は若い頃から頭脳警察やPANTA&HALが大好きで、ライブにも何度か行きました。最近、聴き直していますが、その素晴らしさに言葉もありません。時代を超えて輝く音楽です。結成50周年は通過点でしかない!https://t.co/TfDtwPzEjn pic.twitter.com/q5j4oGifIL
— 伊東潤@人間発電所 (@jun_ito_info) February 3, 2019
ちなみに、「頭脳警察」の活動期間は過去に3期に渡っています。(現在4期目です)
1期:1969年 – 1975年
2期:1990年 – 1991年
3期:2001年 – 2002年
4期:2008年〜現在
それぞれの期間で、「頭脳警察」のメンバーも異なるようですが、先ほどもお話したように、最初のメンバーは、
パンタ(PANTA)さん、トシ(石塚俊明)さん、左右栄一さん、粟野仁さん
の4人でした。
頭脳警察のメンバーの今
メンバーこれで大丈夫かな? pic.twitter.com/1gR3y6ynFv
— 頭脳警察SS (@who_brainpolice) July 12, 2022
トシ・石塚俊明(ドラム)の今
本日、2月2日は年・石塚俊明の誕生日です! pic.twitter.com/poBXTQc8fE
— PANTA頭脳警察オフィシャル (@pantazkofficial) February 2, 2023
トシさんはこと石塚俊明(いしづかとしあき)さんは現在「頭脳警察」のドラマーとして、パンタさんと一緒に活動しています。
最近お誕生日を迎えたようですね。
PANTA(パンタ)さんと同い年のトシさん。まだまだ元気に現役として活躍しておられます。
左右栄一(ギター)の今
「頭脳警察」の初代ギタリストだった左右栄一(さゆうえいいち)さん。
パンタさん、トシさんと同い年で、天才ギタリストといわれました。
後に渡米し、アメリカで結婚したようですが、残念ながら若くして亡くなってしまったようです。
一足先に米国人女性と結婚し渡米した左右栄一は、ニュ-ヨ-クでリペイ
ア-マン(ギタ-の改造や修理のスペシャリスト)として有名ア-チスト達の
評価を得ていたが、後に急性白血病を患い20代の若さでこの世をさっ
た・・・合掌。
ご冥福をお祈りします。
粟野仁(ベース)の今
初代ベースの栗野仁(あわのひとし)さんですが、残念ながら現在どうされているのかは分かりませんでした。
新たな情報が分かり次第、またこちらに追記したいと思います。
アルバムにクレジットされているメンバー
アルバムにクレジットされている第1期〜第3期までのメンバーは以下のとおりです。
参考:教えてgoo
頭脳警察:現在のメンバー
1/11(水)NITRO(鬼怒無月(g),宮田岳(b,vo),樋口素之助(ds))
高円寺JIROKICHI(03-3339-2727) 開場18:30-,開演19:30-/予約¥3,000-,当日¥3,500-(+order)このバンドはロックバンドです、,宮田岳君と樋口素之助君は現頭脳警察のメンバー、バンドは上り調子です一度見てください! pic.twitter.com/3BHVQmuA4b— 鬼怒無月 (@kidonatsuki) January 9, 2023
現在の「頭脳警察」のメンバーは、基本的にPANTA(パンタ)さんとトシさんの2人ですが、上のツイッターにあるように、宮田岳さんと樋口素之助さんは「頭脳警察」のメンバーでもあるようです。
宮田岳さん
この投稿をInstagramで見る
樋口素之助さん
この投稿をInstagramで見る
まとめ
この記事ではPANTA(パンタ)さんの若い頃を中心に紹介し、バンド「頭脳警察」のメンバーとメンバーの現在についてもお伝えしました。
日本のロックシーンの最前衛を走り、多くのミュージシャンに影響を与えたパンタさん。
現在は体調急変による入院のため、期待されていた公演ができなくなってしまいました。
病状が心配されるパンタさんですが、復活し必ず私達の前に戻ってくることを信じています。