昨年デビュー20周年を迎えた宇多田ヒカル(うただひかる)さんの2018年12月に行った12年ぶりのコンサートがもうすぐ「BSスカパー!で」放送されますね。
ところでこのツァーを終わってのインタビューで、彼女は父親である宇多田照實(うただてるあき)氏に感謝の言葉を述べました。
また、宇多田さんは最近、息子のことをSNSでよく語っているといいます。
今までプライベートなことをあまり語らなかった宇多田さんが変わったのは椎名林檎(しいなりんご)さんのおかげだと言われています。
タイプの違うアーティスト同士ですが、実はかつてデュエットしたこともあり、仲が良さそうです。また二人にはいくつかの共通点があります。
今回は、宇多田ヒカルさんと椎名林檎さんの共通項や、どんな風に仲がいいのか書きたいと思います!
宇多田ヒカルと椎名林檎の関係
宇多田ヒカルさんと椎名林檎さん。全くタイプのことなるミュージシャンです。
しかしこの二人は20年来の友人であり、
プライベートでは『ユミちん(椎名の本名)』『ヒカルちん』と呼び合う仲。
と言われているくらい親しいというのはご存知でしたでしょうか。
それでは、先に2人のプロフィールをお伝えしますね。(既にご存知の方は読み飛ばして下さい。)
宇多田ヒカル
宇多田ヒカルのプロフィール ニックネーム:Hikki(ヒッキー) 生年月日: 1983年1月19日 出身地:アメリカ(ニューヨーク州) 血液型:A型 活動: 1998ー2010, 2016- |
椎名林檎
椎名林檎のプロフィール ニックネーム:林檎・林檎さん・林檎嬢 (ファンからの愛称) 生年月日: 1978年11月25日 出身地:埼玉県さいたま市 血液型:O型 活動: 1998ー |
宇多田ヒカルと椎名林檎がデュエットした曲
実は今から約20年ほど前に、宇多田ヒカルさんと椎名林檎さんは、一夜限りのイベントで結成された「東芝EMIガールズ」というグループで一緒に歌を唄ったことがありました。
宇多田さんは99年に行われた東芝EMIの新人発表イベントで、デビュー同期の椎名林檎さん(38)と一夜限定ユニット「東芝EMIガールズ」を結成。カーペンターズの「I Won’t Last a day without You」などを歌ったエピソードはファンの間で広く知られている。
そしてその3年後に発売された椎名林檎さんのアルバムでは、
2002年5月27日に発売された椎名のカバーアルバム『唄ひ手冥利~其ノ壱~』ではカーペンターズの楽曲「i won’t last a day without you」にて宇多田とのデュエットを披露している
アメリカの兄・妹のデュオグループだった「カーペンターズ」の名曲をこの二人が歌うのはミスマッチではないかと言われたこともあったようですが、実際に聞いてみると二人の声は美しいハーモニーで、何ら違和感がありません。
原曲を歌った「カーペンターズ」
原曲は兄(男声)と妹(女声)という組み合わせですが、宇多田ヒカルさんと椎名林檎さんという女声同士のハーモニーもまた違った魅力があります。(聴いたことがない方はぜひ聞いてみて下さい♪)
もしできるなら、2人のこのような神コラボをもう一度聞きたいものです。
宇多田ヒカルと椎名林檎がカバーした曲
結婚・出産のためそれまで(2010年から)音楽活動を休止していた宇多田ヒカルさんは、6年ぶりに活動を再開し、2016年の9月28日、アルバム『Fantôme』(ファントーム) をリリースしました。
このアルバムには椎名林檎とKOHHが参加しています。
椎名林檎さんは「二時間だけのバカンス」で宇多田ヒカルさんとともにこの曲をカバーしています。(「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」)
この「二時間だけのバカンス」はPVもとても有名でしたのでご記憶にある方も多いことでしょう。
宇多田ヒカルと椎名林檎のコラボが実現した
ちょっと不倫を匂わせるような歌詞の「二時間だけのバカンス」はこの二人がコラボしたということで、当時話題になりましたね。
ところでこのコラボが実現した経緯について宇多田ヒカルさんはこのようにインタビューに答えています。
林檎ちゃんとはかれこれ長い付き合いになります!ずっと何か一緒にやろうと言いつつ、私が人とコラボするっていう体勢じゃなかったんですね、きっと。でも今回は、「あ、素敵かも」と思って正式にオファーしてもらいました。
つまり何か心境の変化があったのだということになると思うのですが、このあたりのことを宇多田ヒカルは更に説明してくれています。
この曲では日常と非日常の危うい関係を表現したかったんです。母であり妻でもある二人なら説得力増すし面白いかなと思って。
子供ができるまで「日常」というものがなかったので、日常を手に入れた分、非日常的なスリルを求める気持ちもわかるようになったんだと思います。
つまり宇多田さんが子供を産み、「母」となったことで何か気持ちの中での変化が起こったということでしょう。
ちなみに彼女が第一子を産んだのは2015年。このコラボが実現する一年前のこと。
椎名さんは第一子を出産したのは2001年ですから、ママとしては椎名林檎の方が大先輩ですね♡
宇多田ヒカルと椎名林檎のコラボのデュエット
また『Fantôme』(ファントーム) リリース後に、宇多田ヒカルさんのデビュー15周年を記念して2014年12月9日にソングカバーアルバム『『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』がリリースされます。
浜崎あゆみもさん参加したこのアルバムで、椎名林檎は宇多田ヒカルの「Letters」をカバーしています。
丁寧に重ねられた宇多田ヒカルのハーモニーは日本が誇る絹織物のよう。中でもその特徴が大きな魅力となっているナンバーを、敢えて選曲しました。
と、なぜ「Letters」を選んだのか語っています。
また、椎名さん、2014年にイタリアで挙式した宇多田さんに対して、
2014年5月23日、イタリアで挙式した宇多田を祝し、椎名はライブ中に宇多田の楽曲「traveling」を披露。
このことに対して宇多田さんは、
お〜!なんて素敵なことをしてくれるんだ!林檎ちゃんにはご祝儀まで頂いちゃって…ありがたや。「東芝EMIガールズ」いつか再結成したいです…!
と感謝のツイートをしています。
宇多田ヒカルと椎名林檎が似てる
実は宇多田ヒカルさんと椎名林檎さんは境遇なども似ています。
まず、「デビュー時期」。
二人とも1998年のデビュー。先に書いたように「東芝EMI」からレコードを出しています。
そして、二人とも「離婚経験者」。
椎名林檎さんは22歳の頃に結婚し、スピード離婚。現在は事実婚と言われているパートナーと暮らしています。
一方宇多田さんも19歳の頃に結婚し、5年の結婚生活の後離婚。2014年にイタリア人のパートナーと再婚しますが、2018年に離婚しています。
そして、二人とも「子供がいる=母親」であること。
椎名林檎は現在はシングルマザーではありませんが、シングルマザーも経験しています。
そして当たり前のことですが、二人とも「アーティスト」です。
これだけの共通項があり、また離婚を経験し、子供を持つ母親としての悩みも共有でき、しかもお互いがクリエイティブなものを作っていく仕事をしているのですから、親しくなりやすい環境に二人ともいると言えるでしょう。
実際、
また、2人はともに離婚を経験。シンママ(シングルマザー)として子育てしてきました。そのとき、2人は互いによく悩みを打ち明け合っていたそうです。
とエピソードもあるようです。
宇多田ヒカルと椎名林檎は仲良し
それでは、二人が仲良しであるエピソードは、冒頭でもご紹介したとおり、
プライベートでは『ユミちん(椎名の本名)』『ヒカルちん』と呼び合う仲。椎名さんは今回のツアーにも遊びに来ていたそうです。
という事実にあらわれています。
また、宇多田さんは5歳年上の椎名さんに影響を受けているようで、
「宇多田さんは今年6月にアルバムを発表しました。その中でお子さんの声を取り入れた曲があるのですが、それも椎名さんの影響。というのも椎名さんは、以前から自身のライブでお子さんの声を取り入れていました。それに宇多田さんが感銘を受けたそうです。最近では『自分のライブでもいつかやってみたい!』とも語っていたそうです。」
ということや、
また、今回のツアーで『宇多田さんがいつもより色っぽい!』とファンの間で話題になっていました。
実は、2人を担当するヘアメークは同じ。艶やかなメークをすることの多い椎名さんに憧れた宇多田さんが“キャラ変”をしたようです。このように、椎名さんは宇多田さんの12年ぶりツアーに多大な影響を与えています。
ヘアメークが同じなのは、偶然なのでしょうか?それとも宇多田ヒカルが椎名林檎と同じヘアーメイクの人を希望したのでしょうか?
昨年から活動を再開した宇多田ヒカル。そしてそんな彼女に大きな影響を与えている椎名林檎。
今後また、宇多田さんと椎名さんとのデュエットが見られるといいですね!
ところで、、去年の暮れに「Yoshiki feat. Hyde はRed Swanがきっかけで紅白出場へ。」という記事を書いたのですが、その時に
「○○ feat . △△」と表記すると、「△△」が主役になります。
ということは、「Yoshiki feat. Hyde」の場合は、Hydeのほうが主役ということになりますね。(^_^;)💦
ということを書きました。
2016年リリースの「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」ですが、この英語の文法から行くと、「椎名林檎」が主役。宇多田ヒカルが椎名林檎に敬意を示したということですね♪
Yoshiki feat. Hyde はRed Swanがきっかけで紅白出場へ。