今年2018年の10月30日の誕生日で50歳を迎える清春。しかしその年齢を全く感じさせません。その秘訣は彼の「ファッションスタイル」にあるのではないでしょうか?
彼が着ている服は、同世代の男性の、いわゆる「オジサンファッション」とは一線を画しており(一線どころか、二線、三線…も?)、かといってティーンが着るような服をただマネただけのような痛々しいものでもありません。
ファッション雑誌にもたびたび登場する清春。30代、40代を超えた男性にとっては、清春のファッションは参考になる部分もあると思います。
また彼は自らブランドも立ち上げています。
清春のファッションは90年代だが かっこいい!
清春のデビューは1991年。彼が23歳の時でした。
こちらは彼がインディーズ・デビューした時のバンド「黒夢(KUROYUME)」
上の画像はステージ用の衣装とメイクですが、ステージ外においても、ファッションは「黒」で統一しています。
「黒夢」はV系(ビジュアル系)と言われていますが、そのサウンドは特に初期においては、むしろポジパン(ポジティブパンク)色が濃いものでした。
パンク・ロックはイギリスが発祥の地。
パンクファッション
鋲付きの革ジャンにボロボロに裂けたTシャツとジーンズ、もしくは革パンツ。髪をモヒカンにしたり派手な色に染めたり。。
その後パンクは「ポジティブ・パンク」や「ニューウェイブ」というジャンルの音楽に派生し、ファッションもスタイリッシュなものになっていきます。
スージー・アンド・ザ・バンシーズ (1976年結成/2002年活動停止)
黒夢の初期のファッションやヘアスタイルを見ていると、ちょうどこの「ポジティブ・パンク」または「ニューウェイブ」の影響を受けていると感じられます。
この画像は清春が「黒夢」の次の新しいバンド「SADS(サッズ)」を結成した頃のものです。
1990年代から2000年にかけての90年代いえば、ポジパン、ニューウェイブ、そしてグランジに影響されたファッションがロック界で多く見受けられました。
清春が愛用している好きなファッションブランドは?
そんな彼のここ数年のファッションといえば・・・。
スタジオで撮影中の清春。こちらはオシャレなビンテージの「ガンズ」のTシャツと黒のジーンズ。
Tシャツとジーンズというシンプルな組み合わせをオシャレに着こなしていますね。帽子もオシャレさを演出しています。
↓ そして、一方こちらはカジュアルなファッション。
青のデニムシャツとカーゴパンツ。そして素足にデッキシュース。とても自然な感じですね。
どこのブランドのものかは不明なのですが、デニムシャツもカーゴパンツもオンラインでも、街中のショップでも比較的手に入りやすいのではないでしょうか。
帽子については珍しいタイプのものなので手に入れるのが難しいかもしれませんが、一般的なキャップでも代用可能だと思います。
男性だったら、すぐにマネができそうスタイルですね!
↑ こちらは、かなりカジュアルな…というか、随分フツーっぽいファッションですが、私達でもすぐにマネできそうなコーディネイトですね。
パンツは「IROQUOIS(イロコイ)」という日本のブランドのものです。
このブランドは、
デザイナーは吉田 誠(よしだ まこと)氏。平成15年2月に、自身のブランド「Iroquois(イロコイ)」を設立。ブランド名の「Iroquois(イロコイ)」は、「アメリカ原住民の6 部族からなる連邦」に由来。
ブランドコンセプトは「イレギュラーな男の色気を提案」。
メンズファッション誌ではMen’s JOKER(メンズジョーカー)やMen’s FUDGE(メンズファッジ)をメインに、RUDE(ルード)、SENSE(センス)で掲載されています。
また、有名ミュージシャン、アーティスト、俳優にも愛用されており、今ではドメスティックブランドになくてはならない存在。
最近の清春の日常のファッションを見ていると、デビュー当時のように「黒」や「ロックファッション」だけにこだわったものではなく、カジュアルなものも取り得ている印象があります。
ちなみに、ステージ外ではアディダスなんかも愛用しているようです。
なんだか可愛らしいですね!
清春のライブでの衣装は?どこのブランド?
こちらは「kiryuyrik(キリュウキリュウ)」の展示会での清春。上に着てるブルゾンが「kiryuyrik(キリュウキリュウ)」もので、ライブでもこのブランドのものを時折着ていました。
このブランドは機能美を追求し、素材、シルエット、デティールにこだわったものが多いですね。
こちらは『LONG CLOTHING(ロング クロージング)』というイギリスのストリートファッション系ブランドのもの。
メインテーマにしているオカルトやウィッチクラフト、サタニズムなどを色濃く感じさせる独自の オリジナルラインは
ロング丈のスリムなシルエットと幾何学的に構成された ユニークなグラフィックを特徴としています。
ロンドンのファッショニスタを瞬く間に虜にし、カルト的な人気になっています。
また、BOY LONDONを復活させた原動力ともなったコラボなどで、
ヨーロッパ全域のファッション・マガジンにも取り上げられるほど注目のストリートブランドです。
パンク・テイストがうまくミックスされています。
また先ほどご紹介したブランド『IROQUOIS(イロコイ)』
こちらも去年(2017年)、清春がステージで着ていたブランドです。(黒のシャツ)
そしてこちらが最近(2018年2月)に清春とYoji Yamamotoのコラボ
こちらは清春が2018年2月28日にリリースしたアルバム『夜、カルメンの詩集』のジャケット。これはYoji Yamamotoのデザイン。
ステージではカジュアルファッションではなく、モノトーンを基調としたシックでオシャレなものを着ていますね。
清春が立ち上げたブランド
ところで彼は、早い頃から自身でもブランドを立ち上げています。例えば、「S・A・D」「Charm Cult」 や「Jubilee & Mayhem」など。
しかし、それらは、現在は、『Moonage Devilment (ムーンエイジデビルメント)』というブランドに(清春はディレクターとして参加)に統合されているようです。
ムーンエイジデビルメントのアイテムの清春
『ムーンエイジデビルメント』のブランド・コンセプトは
モノトーンで退廃的であること、氾濫するロックテイストへのアンチテーゼ。
とのこと。
普段使いの可能なアイテムもありますが、
【ロック】なファッションも多く、清春が着たいと思うようなファッション・テイストのブランドと言えます。
清春は古着も愛用している?
このようにオシャレな清春ですが、古着もオシャレに着こなしているようです。特にここ数年はその傾向が強いように思われます。
こちらは大阪の古着屋さんでのショット。ミリタリーコートをはじめ全て古着でコーディネイトしています。
こちらもミリタリー風。リメイクブランドの「RADYMADE」のモッズコートです。
古着に関して、彼はこのようなことを語っています。
「古着を収集していた頃に軍モノは散々買いましたけど、もうオリジナルを着ることはないでしょうね。雰囲気はいいけど、どう頑張ったところで絶対にサイズが合わない。だからどこのブランドも理想を追求して新しく作り直すんだと思う。」
清春は細身のため、なかなかサイズが合わないようですね。しかし、2016年のインタビューでは、
1番はサイズ感。服はサイズ感でしかないと思う。2番はデザイン性。3番は品質。季節に適した素材とか。あとはトレンドも多少は取り入れもしますが結局大好きで長く着てるのは古着。
とも語っているように、やっぱり彼は最近は古着が好きなようです。
ブランドも古着も上手にオシャレに着こなす彼のセンスは天性のものなのでしょう。うらやましい限りですが、彼のコーディネイトは一般人でも充分マネができると結論づけたいと思います。
清春の娘は二人で、うち一人はバンドをやっている?…という記事を以前に書きましたので、こちらもよかったらお読み下さいませ♫