「ロックバンド「黒夢(くろゆめ)」、または「sads(サッズ)」のボーカルを経て、現在も音楽活動を続けている清春(きよはる)さん。
「黒夢」は初期の頃がけっこう好きだった筆者ですが、ボーカルの清春が最近はどうしているのか気になったので調べてみることにしました。
なおこの記事は2018年7月に書いた記事に、追加情報を入れています。(2023年3月29日)
清春が破産した?どうして?
清春さんのことをネットで調べてると、「破産した」という情報が出てきます。
「破産」とは驚きです。いったいどうしたというのでしょう。本当に破産してしまったのでしょうか。
実は2016年の9月にネットオークション(Yahooオークション)の「官公庁オークション」のコーナーに、「クロユメ」の商標権が出品されていたのです!
出品者は「東京国税局」。
しかも価格は「¥200,000」
たった20万円!!
公売にかけられているのは以下の4件。
- 標準文字商標「黒夢」、称呼「クロユメ、コクム、ユメ」
- 標準文字商標「黒夢」、称呼「クロユメ、コクム」
- 標準文字商標「kuroyume」、称呼「クロユメ」
- 標準文字商標「KUROYUME」、称呼「クロユメ」
あんなに活躍していた「黒夢」の商標権がたったの20万円なんて、いったいどういうことでしょう。
東京国税局ということは、清春さんは税金を差し押さえられてしまったということなのでしょうか。
あんなに人気だったのに、税金が支払えないなんて!実際は稼いでいなかったということなのでしょうか。
ちなみに、このネットオークションに出品されていた『商標権』とは、
商標を使用する商品・役務には「レコード、インターネットを利用して受信し、及び保存することができる音楽ファイル、録画済みビデオディスク及びビデオテープ、インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル」や「音楽の演奏」などが
になります。
この商品権は、清春が設立した事務所「フルフェイスレコード」が所有していました。
原因はツァーの赤字
この「黒夢」のネットオークションへの出品は、黒夢が税金の滞納のための差し押さえによるものでした。
しかし滞納していた金額は20万円どころではなく、「5千万円強の負債」を最終的に抱えてしまっていました。
この驚くべき負債は、彼が舞台装置などに大がかりな仕掛けをしたことが主な原因でした。
ただしこれは「黒夢」の時のものではなく、「黒夢」の活動停止宣言をした1999年以降に開始したバンド「sads」や、彼が個人ユニットとして活動を開始してからのものです。
商標権を差し押さえられたのは、清春が設立した権利管理会社「フルフェイスレコード」が負債を抱えて税金を滞納したため。マネジャーは「コンサート制作に費用をかけてきたが、元が取れない時もあった」と原因の一因を明かした。
2016年の当時の「スポニチ」新聞のインタビューにこのように答えています。
そしてこのオークションは終了間際になって間際になって入札が入り、最終的には、
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標準文字商標「黒夢」、称呼「クロユメ、コクム」……68万1000円・36件
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標準文字商標「kuroyume」、称呼「クロユメ」……27万6000円・8件
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標準文字商標「KUROYUME」、称呼「クロユメ」……25万1000円・3件
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標準文字商標「黒夢」、称呼「クロユメ、コクム、ユメ」……20万1000円・2件
という落札価格になりました。落札者は全て同じ人です。全て合わせても200万円にも満たない価格。
しかし、このあと、「黒夢」のマネージャーだった人が落札された商標権を買い戻す以降のFaxを流しています。
「黒夢」商標権の公売の報道について、有限会社フルフェイスレコードからのお知らせです。 pic.twitter.com/LuderKsrBy
— Loyal Code Artists (@kiyoharu_info) September 18, 2016
結局、「黒夢」の商標権は買い戻され、2016年のオークション後には、「商標権」のデータベース上には、所有者が事務所関係者の人の名前が反映されたようです。
ところで、商標権は「更新」手続きが必要のようです。
金沢工業大学の客員教授の栗原氏によると、
再来年には更新期限が来てしまいますので、忘れずに更新していただきたいものです。
とのことです。
再来年といえば、今年2018年にあたります。オークションが9月だったので、今年の秋にこの「黒夢」の商標権がどうなったか話題になるかもしれませんね。
なお、清春は税金の未払いによって商標権が差し押さえにあいましたが、「破産しているわけではない」というのが真相のようです。
2023年最新情報は?
さて、2023年現在、商標権問題はどうなったのでしょうか。
調べてみたのですが、2016年以降のオフィシャルな情報には行き当たりませんでした。
そこで、特許庁のサイトで調べてみることにしました。
特許庁の商標検索で調べてみたところ、「クロユメ」「KUROYUME」は見当たりませんでした。
「黒夢」というのはありましたが、個人の女性の方がかなり前から申請して取得しているようです。
※商標の調べ方はこちらのサイトを参考にしました:https://www.jpo.go.jp/support/startup/shohyo_search.html
2018年に更新しなかったのでしょうか。
「Loyal Code Artists」では商標権に関しては上の2016年にツイートされたものだけで、その後のアナウンスはありません。
もしかしたら商標権は更新しなかったのかもしれませんね。
なお調べ方が謝っていた場合にはお詫びいたします。
スギゾーも破産したの?
清春が破産したかどうか調べている時に、X JAPANのスギゾーも破産したのでは?という噂が載っていました。
けれどもこれは「デマ」です。
なお、同じ X JAPANのボーカルのToshiは2010年に自己破産をしています。
もしかしたら、SugizoとToshiのことを間違えた人が噂を広めてしまったのかもしれません。
清春は現在どうしているの?
さて、清春さんの話に戻ります。
1999年に活動停止をした「黒夢」ですが、同年、清春さんは新しいバンド「sads(サッズ)」を開始します。
この「sads」も2003年に一時活動を休止しますが、また再開し、現在2018年まで活動しています。
しかしこの6月にこの「sads」今年2018年いっぱいで活動を休止することが宣言されました。
サッズの6月21日のツイッターで、
「サッズからお知らせとなります。新体制による再始動7周年を迎えました今年2018年をもって活動を休止致します。1999年のデビュー以来約20年間、支持して下さったファンの皆様に感謝致しております」
という発表がありました。
2023年の清春
3/31🌹水戸ライトハウス
稲葉さんとたくさんの方の願いを清春さんが叶えてくださる日。
3年ぶりに全て解除されライブハウスがライブハウス本来の姿に戻る日。
水戸に帰れること嬉しいです。
ここで会えること嬉しいです。清春さん『洗礼』alive
この夜を迎えられること🕯https://t.co/JGaIU5CfYF pic.twitter.com/26H4DOGpph— 石井麻木 (@ishii_maki) March 26, 2023
2023年現在の清春さんですが、現在はライブツァー中のようですね。
残念ながら「清春 OFFICIAL WEB SITE」はクローズしてしまいましたが、インスタグラムやTikTokで現在の清春さんの様子を見ることができます。
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話は前後しますが、
2020年3 月に清春さんは10 枚目のオリジナルソロアルバム「JAPANESEMENU/DISTORTION10」をリリースしました。
また10 月には自叙伝「清春」を発刊しました。
直近では、2023年3月8日に「LOFT9渋谷」にて原一男監督と「水俣曼荼羅」DVDーBOS発売スペシャル対談をしました
3月11日には「3.11」の被災地の福島でライブを行いました。
清春さんは現在もミュージシャンとしてソロで活動を続けています。
清春の劣化が激しすぎる?(画像あり)
清春さんが劣化しているという噂を聞いたことがあります。
19991年に「黒夢」としてデビューした時はまだ23歳だった清春さんも今は49歳。 (54歳になりました)
まだ20代の頃の清春さん
勿論、歳はとれども、ロッカーとしてのカッコいい雰囲気は今でもあります。
2018年現在の清春さん
ただ一部では彼が劣化しているという声も聞かれます。
本当にそうでしょうか?
この写真を見ると劣化しているようには見えません。
もう少し画像を探してみることにしました。
このヒゲ(無精髭?)はちょっと、オジサンっぽいかもしれませんね。
こういう「素」っぽいところがイイ!というファンももちろんいることでしょう。
こちらも「素」っぽい写真ですね♪
オジサンぽいというより、なんだか疲れているような印象に見えるのは私だけでしょうか?
こちらも「素」の写真。前の2つ画像と比べて「目ヂカラ👀」がありますね!
筆者は彼が劣化しているとは思いません。
ただ、彼の最近の写真を見ていると、ちょっと疲れているような感じがします。ですから、「sads」の活動休止は彼にとって良い「休養期間」になるのかもしれないと思いました。
そして2022年の清春さんがこちら
↓
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まとめ
この記事では、清春はさんが破産したのかという過去のエピソードを解説し、現在はどうしているのかということまでまとめました。
2023年現在、清春さんはミュージシャンとしてソロで活動を続けています。
お読みいただきありがとうございました。