現在公開中の映画『アルキメデスの大戦』
元々は漫画「ヤングマガジン」に掲載されていた三田紀房さんによる漫画で、それが映画化されました。
今回この映画を見てきましたので、この映画のみどころや感想、主人公を演じた菅田将暉(すだまさき)さんのことに焦点をあててお話したいと思います!
アルキメデスの大戦
2019年7月26日から上映されている「アルキメデスの大戦」。
時代は第二次世界大戦が始まる前の昭和8年。日本帝国海軍のお話です。
当時の海軍少将だった山本五十六(やまもといそろく)は、これからは航空母艦を作らねばならないと主張します。
この山本五十六の役を演じたのは舘ひろしさんです。
ところが、当時の海軍の上層部はこれまでにないくらドデカイ戦艦(「大和」)を建造することに傾いていました。
しかし、その戦艦の費用の見積もりは明らかに安すぎ。上層部側と業者との癒着の匂いさえします。
「アルキメデスの大戦」で菅田将暉の役名は?
危機を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き入れる。櫂の数学的能力で、「戦艦大和」建設にかかる莫大な費用を試算し、その裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと考えたのだ。
(引用:https://filmarks.com/movies/80107)
菅田さんは、昭和8年の2月まで東京帝国大学の数学科に通っていた天才数学者・櫂直(かいただし)という役どころです。
✔️元東京帝国大学数学科
✔️100年に一人の天才と呼ばれた数学者
✔️22歳
✔️軍隊嫌い
✔️巨大戦艦建造計画を阻止するため
見積もりの不正を数学で解き明かす。#計測マニア#測らずにはいられない#アルキメデスの大戦#7月26日公開#公開まであと52日 pic.twitter.com/LwiktqwVsX— 映画『アルキメデスの大戦』公式 (@archimedes_mov) June 4, 2019
彼は世話になっていた財閥の「尾崎家」の当主と問題を起こし、尾崎家から追い出され、同時に通っていた東京帝国大学を退学させられてしまいました。
そして、大学をやめさせられてやぶれかぶれになって料亭遊びをしていたところ、山本五十六と偶然出会い、海軍にスカウトされたのです。
櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる建造費の見積額に矛盾を発見。軍部の陰謀を暴こうと動き出す。
(引用:https://eiga.com/news/20190517/5/)
つまり、
☆この映画は一言で言うと、菅田将暉演じるが櫂直が、海軍上層部の建造費の見積額の不正を暴くために驚くべき数学的能力を使い、上層部の邪魔にも負けず立ち向かっていく様を描いたものです。
「アルキメデスの大戦」は実話?
この映画のストーリはーとても良くできています。
しかし、『アルキメデスの大戦』は実話ではありません。
そして菅田将暉の演じる櫂直も実在した人物ではありません。
ただし、戦前の日本という時代背景に基づいて描かれており、中には実在した人物もいます。
「アルキメデスの大戦」の実在の人物は?
「アルキメデスの大戦」で実在した人物は、
●山本 五十六(やまもといそろく)
映画では海軍少尉ですが、戦中は選号艦隊司令艦長で、最終的には元帥海軍大将です。
1943年にブーゲンビル島上空で戦死。
映画では舘ひろしさんが演じています。
●嶋田 繁太郎(しまだしげたろう)
山本五十六と同期で、第47代海軍大臣となりましたが、戦後はA旧戦犯として終身刑になりました。
映画では橋爪功さんが演じています。
●宇野 積蔵(うのせきぞう)
昭和2年に海軍大佐に任官した海軍軍人で、羽黒、霧島、長門などの軍艦の艦長を歴任しました。
映画では小日向文世さんが演じています。
●大角 岑生(おおすみみねお)
華族出身の軍人。軍司令部総長の座を永野修身と競っていましたが、昭和16年に中国視察中に事故死してしまいました。
映画では小林克也さんが演じています。
●永野 修身(ながのおさみ)
連合艦隊司令長官、海軍大臣、軍令部総長の3つを全て経験した唯一の軍人でしたが、戦後はA旧戦犯として東京裁判中に巣鴨プリズンにて病死しました。
映画では國村隼さんが演じています。
「アルキメデスの大戦」の見どころや口コミ
この映画の見どころは、ズバリ、菅田将暉の天才数学者っぷり です
彼があっという間に数式を出して計算をしていく様は本当に「天才」ではないか?と思わせます。
勿論、舘ひろしさんの演技も圧巻です。
「アルキメデスの大戦」の菅田将暉の演技への口コミ
それでは、この映画での菅田さんへの口コミを見てみましょう!
アルキメデスの大戦:菅田将暉は数学が得意で、板書する数式の意味を理解して書いていた。という裏話聞いてそれが一番凄いんですけど!?!?となってる
— サカエ (@s_k_e_73) August 15, 2019
アルキメデスの大戦観てきた。面白かった!冒頭15分は圧巻、そして、ラスト15分、田中泯さんと菅田将暉さんの演技に気持ち持ってかれた。#アルキメデスの大戦
— かいと (@kai_to_kai_to) August 11, 2019
『アルキメデスの大戦』
おい!マジで良かったぞ!
櫂と田中のバディものとして楽しみ、会議での快感を得た後、1つではない”正しさ”に直面して出した答えに痺れる
現代日本に通ずる部分も多いよなぁあと1つ、この映画で最も美しいのは大和でも浜辺美波でもなく、菅田将暉だ#やるじゃねぇか山崎貴 pic.twitter.com/zm5GQcfhao
— るそん。 (@Lecon_3606) August 10, 2019
映画『アルキメデスの大戦』は悲しくて苦い映画だった。
ほぼラスト、平山造船中将が改めて設計した戦艦の模型を前に、その名前を聴き、それまで毅然としていた櫂直が一瞬恍惚とした表情を見せる。そこに菅田将暉という俳優のすごさと人間の一筋縄ではいかない複雑さを見た。
柄本佑、いいなあ。— いわいきみこ (@iwai_kimco) August 12, 2019
口コミでも、菅田将暉に対しての評価はかなり高いようですね!
「アルキメデスの大戦」を見るのをオススメするのはこんな人!
この映画を見た方がいいのは、
✔菅田将暉さんのファン
✔舘ひろしさんやその他の出演俳優・女優のファン
✔原作(漫画)を読んで興味のある人
✔戦前の時代(歴史)に興味ある人
です。
ただし、三番目の「戦前の時代に興味のある人」ですが、この映画は史実と若干異なるところもあるので、そのあたりは注意が必要かもしれません。
「アルキメデスの大戦」を見ない方がいいのはこういう人!
逆に、この映画を見ないほうがいいのは、
✔菅田将暉さんや、その他出演する俳優・女優が嫌いな人
✔戦闘シーンを期待している人
2013年に公開された映画「永遠のゼロ」のように、ゼロ戦に乗っての戦闘シーンはこの映画にはありません。(敢えて言うなら、映画の冒頭で、日本の戦艦が米軍に襲撃されて海に沈んで行くシーンはあります。)
まとめ
菅田将暉さんはまだ26歳ですが、芸歴は10年になります。
わたしは彼の演技を映画で見るのは今回が初めてでしたが、テレビの時より菅田さんの落ち着いた演技に惹かれてしまいました。
フィクションではあるけれども、戦前を違った切り口から表現したストーリはー非常に面白かったです。
この夏のおすすめ映画と断言できます。

